イラスト初心者向け食べ物イラスト講座(用途にあわせて描く(前編)

こんにちはイラスト工房の福田です。

本日は用途に合わせたイラストの話です。

ちょっとしたことなんですが、

例えば、同じピザの絵を描くとします

A:レシピの盛りつけ見本に描いたイラスト

B:お店のメニューや看板に描くイメージイラスト

このふたつでは伝えたい情報が異なってきます。

Aはどんな具をどんな風に並べてあってと言った「情報」を伝えたい

Bはこのピザはとっても美味しいですよ!という「イメージ」を伝えたい

例えばあの場合は真上からのアングルで描くと内容が整理され分かり易いです。

Aの場合はこんな感じ

真上からだと具体的にどこに何をおいているか?
1ピースにどのくらいの具が乗っているのかが分かり易いです。

ついでにどんな風においていけば均等に具が乗るのか?なんかも
あとから作るときに参考になったりします。

もちろんメニューでもこんな風な絵があるとお客さんには親切かも。

あと、斜めアングルと違って真上からのアングルはスッキリ下印象になるので

シンプルなデザインにしたい場合も合っていますね。

Bの場合はこんな感じ

Bの場合はちょっと斜めからのアングルで具のボリューム感を見せたり

チーズがとろーっとしている感じを見せるとより美味しそう!

この辺りは前回お話しした「観察して自分が美味しそうと思うポイント」を

どんどん盛り込んでいきましょう。

よりボリューム感を出したいなら全体を書くのでは無く

一部を消えていくように近くに大きくあるような迫力が出ます!


ドーン

この辺りはインスタ映えする写真の撮り方に近い物がありますね。

もちろんイラスト単体で描いて飾る場合はそのイラストが一番綺麗に

見えるように描くことが大切ですが何かしらの用途や役目がある場合は

その目的に即したイラストを描くことが大切です。

今回は描く角度の話ですが、

サイズも小さく乗せるのであれば小さくても何が描いてあるか

分かると言うことに重きを置く事が必要ですし

いろいろな用途に流用していくのであれば後から自由にトリミングを

変えられるように全体を描く必要があります。

イラスト工房ではこんな風に用途に合わせてお客様にラフをご用意して

ご検討頂いて制作を進めていきます。

https://www.illust-factory.com/work_case03.html

制作の際に「こういう風に使いたい!」「こんなイメージを感じて欲しい」など

イラストの内容と一緒にお聞かせ頂ければスタッフからレイアウトなども

ご提案いたしますのでお気軽にご相談下さい!

次回からは色を使ってイメージを補強する方法をご紹介して行きたいと思っています。

よろしくお願いいたします!