皆さんこんにちは イラスト工房の山本です。
今回は私の「少年の日の(図工の)思い出」のお話、第二弾です(第一弾はこちら)。
図工の時間のトラウマ
あれは小学校2年の図工の時間。
学校の給食室を見学し、調理師さんたちが給食を作っているところを絵に描くという授業がありました。クラス全員でぞろぞろと給食室に行き、調理師さんたちが包丁で何かを切ったり、大きなフライパンで炒めたりしているのを見学。
教室に戻って、それぞれ画用紙に向かって好きなように描き始めます。私は見てきたものをそのままを描こうとしました。
私の頭の中の完成イメージ。
しかし、私が描いたのがこんな。
遠近法を使って(当時は遠近法などという言葉は知りませんが)、台の奥にいる調理師さんを描きたかったのですが、いかんせん技術が追いつかず、包丁を持って調理台の上に乗る調理師さんという、猟奇的な図になってしまいました…。しかも画材がクレヨンだったので、もう取り返しがつきません。
周囲の子供たちに囃し立てられ、泣きたくなっていたところに先生が現れ…。先生はその絵を前に持っていって黒板に貼りました。他の子たちの絵と一緒に。
クラス中に「山本の絵やべー!」などと声が広がる中、先生は何のフォローもせず、笑う子たちを嗜めることもしませんでした。授業後に、私を慰めるといったこともありませんでした。
図工の時間が嫌いでもいい!
先生は大人の目線で「遠近法で描こうとしたんですね、がんばったね」とか言ってくれるのかな?と一瞬期待したんですが…。先生は何のために私の絵を前に貼ったんでしょう。子供たちと一緒に笑うためだとしたら、本当に残念です。
私は悔しさに満ち満ちて「オメーラには私の絵はわかんねーよ!」と心の中で叫んでました。もう悔しすぎて泣けませんでした。
そもそも、記憶のみで絵を描くって結構大変だと思います。私は今でも資料を見ないと描けません。しかもクレヨンって一度描いたら消せませんから、より難易度は高まります。
図工や美術の時間がトラウマで、絵を描くことが嫌い・苦手になったって人、多いと思うんですよね…悲しい。幸い、こんなことがあっても私は絵を描くことは嫌いになりませんでした。この先生のことは大嫌いになりましたけどね!
図工の時間が嫌いでも、絵を描くことは嫌いにならないでください!!
クレヨン画はもちろん、あなたの少年の日の思い出もイラストや漫画に致します!
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